石渡 貴大 のすべての投稿

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Google AdWordsの新機能”コールアウト表示オプション”

コールアウト表示オプション

 

Google AdWordsに新搭載されたコールアウト表示オプションをご存知でしょうか。

上手く使いこなせば広告のクリック率、コンバージョン率向上に役立つ機能です。

今回はコールアウト表示オプションの使用方法についてご説明します。

 

コールアウト表示オプションとは?

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※画像はGoogle AdWords公式ヘルプより。

 

上記のように、通常の広告文の下に商品やサービスなどの情報を表示させることができます。

主に

  • サービス内容の特記
  • モバイル向け広告文の補足
  • 時間限定での特典

をアピールするために使います。

 

設定方法

AdWordsの管理画面の「広告表示オプション」から設定できます。

詳細は下の画像をご覧ください。

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使用例

  • 「送料無料」や「無料相談受付」など、ユーザーにとってメリットになる情報を追加する
  • モバイルの広告文が短くなってしまう(詳細はこちら)のでその補足として使用する
  • 平日の昼間のみチャットでのカスタマーサービスを行っている場合、時間限定でコールアウト表示オプションを配信する

 

効果

次の記事で実際に設定してみた効果を大公開します!

次の記事はこちら

 

是非一度自社のアカウントでもお試しください!

 

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【代理店必見】iMacrosを使ってリスティング作業を効率化しよう!

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便利なアドオン iMacros

iMacrosをご存知でしょうか?

ブラウザ上での動きを記録し、再現してくれる便利なツールで、

インターネットエクスプローラー(IE)版、FireFox版、Google Chrome版があります。

※詳細はこちら(wikipedia:IMacros)

 

記録できる情報の中には例えば

  • ・特定リンクをクリック
  • ・入力ボックスに文字を入力
  • ・画面のスクリーンショットを取得
  • ・特定箇所の記載内容をCSVとして出力

などが挙げられます。

ここでは、iMacrosを使用してリスティング広告の運用を効率化する方法をご紹介していきます!

 

(1) ログイン

当然ながら、リスティングの運用にはログインが必要です。

普通にログインする場合もID、パスワードの入力が手間ですが、代理店であればたくさんのアカウントを管理するため、なおさら面倒だと思います。

iMacrosはアカウントごとにIDとパスワードをセットにして登録しておくことで、一度のクリックだけで面倒な入力作業を終わらせることができます。

 

(2) 運用

特に複数のアカウントを同時に運用している場合、それぞれログインし直して成果状況を確認するのは非常に時間がかかります。

そこで、iMacrosを用いてログインして成果状況が分かる画面を自動でスクリーンショットとして保存するようにしておけば、そのスクリーンショットを見るだけで簡易チェックができます。

 

(3) レポート作成

代理店では複数のアカウントで同じ形式のレポートを作成することも多いと思いますが、レポートのテンプレートはそれぞれのアカウント単位でしか保存できず、非常に面倒な思いをされていることかと思います。

iMacrosを使ってレポートのテンプレート作成をできるようにすると、一度クリックするだけで「アカウントレポート(月別)」「アカウントレポート(日別)」「キャンペーンレポート」「キーワードレポート」など、複数のテンプレートを一度に作ることができるので、非常に役に立ちます。

特に月初には運用している全てのアカウントのレポート作成を行われる代理店も多いと思うので、その作業を少しでも効率化できれば浮いた時間をリスティング広告の成果追及に充てることができます!

 

ここで記載した内容以外にも様々な用途が考えられますので、是非一度ご自身で使ってみてください!

GoogleAnalyticsには2種類のショートカットがあった!?

無料のアクセス解析ツールとしては圧倒的に人気No.1と言ってもよいGoogleAnalytics。このブログをご覧の方の中にも、GoogleAnalyticsを自分のサイトに入れて使っているという方は多いのではないでしょうか。

ただ、GoogleAnalyticsは目的のデータを探すだけで一苦労、という方もいらっしゃることかと思います。

そこで今回は、GoogleAnalyticsのショートカットを使った時短テクニックをご紹介します。

 

■キーボードショートカット

GoogleAnalyticsには意外と知られていないショートカットがあります。

GoogleAnalyticsのレポート閲覧画面で「Shift + /」を押してみてください。(「/」は「?」の書いてあるキーです。)

すると、ショートカットの一覧が出てきます。

 

この中でよく使うのは

  • d→t:本日のデータ
  • d→y:昨日のデータ
  • d→w:先週のデータ
  • d→m:先月のデータ

です。

これを知っているだけで、いちいち右上の期間選択を押さなくてよくなるので、かなり時間の短縮になります。

 

 

■レポートショートカット

必要なデータを見るために、毎回同じ項目でセカンダリディメンションやセグメントを設定していませんか?一度そのデータを見たときにページの上部の方にある「ショートカット」のボタンを押してみましょう。

その設定が保存され、同じレポートにすぐにアクセスできるようになります。

 

 

この2つのショートカットを知っていると、作業時間が短縮できますので、その分データを分析する時間を長く取ることができます。単純作業はどんどん効率化してしまいましょう。

いまさらタグマネージャーって何?とは聞けない人へ

最近よく耳にするタグマネージャー。日本でも、2012年10月にGoogleから、2013年10月にYahoo!から提供が開始され利用が広がってきていますが、まだ使ったことのない方も多いと思います。

ただ、何となく乗り遅れた気がしていまさら「タグマネージャーって何?」とは聞けない雰囲気を感じている方もいるのではないでしょうか。

今回は、タグマネージャーの導入方法よりも前に知っておくべき、タグマネージャーの概念についてご説明します。

 

■タグマネージャーとは?

その名の通り、「タグ」を「管理(マネジメント)」するものです。「タグ」と聞くといろいろなものが思い浮かぶと思いますが、タグマネージャーで管理できるのはGoogleAnalyticsのタグやリスティング広告のコンバージョンタグといった、サイト内に埋め込んでデータを計測したり、広告配信のためのCookieをユーザーにつけるためのタグなどを管理することができます。

「タイトルタグ」や「メタタグ」は管理できません。

 

■どんなメリットがあるの?

新しいアクセス解析ツールや広告の成果計測用のタグを埋め込む際、通常は広告管理者とシステム運用者のやり取りが発生し、場合によってはかなりのタイムロスが生じることがあります。

タグマネージャーが入っていると、広告管理者のみで作業が完結できるため、スピードがかなり速くなります。

また、タグマネージャーでは細かくタグの発火条件(タグが読み込まれるための条件)を指定できるため、例えばリマーケティングタグでも「特定の流入元からのユーザーのみを追いかける」など、高度な設定ができるようになります。

 

■使うときの注意点は?

他のタグの導入時と同じですが、ページとの相性が悪いと上手く動作しなかったり、ページ自体が表示できなくなる可能性があります。そのため、導入の際には十分にテストをしてからにしましょう。

理想は、テスト環境を構築し、そこで試してから導入することです。

 

 

このようにタグマネージャーは設定方法を間違えるとリスクもありますが、上手く使えばメリットがたくさんあります。

是非上手く使って、広告の運用やアクセス解析に役立てていきましょう。

A/Bテストで出た結果に意味があるのか統計的に確かめる方法

リスティング広告やランディングページのリニューアルでテストをして、クリック率や直帰率で差が出たときに、その差が意味のある差なのか、ただの誤差なのか、判断に迷うことも多いと思います。

特にあまりデータの母数が多くないとなおさらです。

 

そんなときでも、統計の考え方をざっくりとでも理解していれば正しいジャッジをすることができます。ここでは難しい計算を使わなくても、ツールを使ってできる統計的な計算方法についてご紹介します。

 

 

2群の母比率の差の検定

 

例えば、2つのパターンのページを50%ずつの比率で出し分けてどちらの直帰率が低いかを確かめる場合を考えてみます。

【例】

  • パターンA:表示500回、直帰率50%
  • パターンB:表示500回、直帰率55%

 

この場合は「対応のない2群の母比率の差の検定」を行うのですが、名称を覚える必要はありません。

 

以下のサイトにアクセスし、「対応のないデータ」の入力欄にデータを入力していきましょう。

統計WEB

入力の際の注意点として、「割合」ではなく「実数」を入力するので、Aの被験者は500人、該当者は250人、Bの被験者も500人、該当者は275人となります。

ここまで入力できたら「計算」と押してみましょう。

すると、「両側P値」に「0.1134」と表示されるはずです。一般的にはこのP値が5%以下になったときに統計的に有意差があると言われ、データの差異は誤差ではないと判断されます。

この場合は0.1134となり5%以上なので、有意差があるとは言えない、という結果になります。

 

では、有意差を出すにはどうすればよいのでしょうか。

仮に同じ直帰率でもデータの母数がそれぞれ1000まで伸びるとP値は0.0252となり、この場合は有意差がある、と判断されます。

つまり、テストの期間を延ばすことで母数が増え、有意差が判断しやすくなるのです。

 

もちろん、この5%というのはあくまでも統計的な目安であり、「2つのデータが同じである確率が5%以下なら有意と言ってよい」と決まっているだけです。もちろんテストをやる目的は様々かと思いますので、目的によっては有意差の基準を甘くしてでも判断のスピードを上げることが重要な場合もあるでしょう。

あくまでも目安としてとらえることが大切だと思います。