2014年9月30日
いまさらタグマネージャーって何?とは聞けない人へ
最近よく耳にするタグマネージャー。日本でも、2012年10月にGoogleから、2013年10月にYahoo!から提供が開始され利用が広がってきていますが、まだ使ったことのない方も多いと思います。
ただ、何となく乗り遅れた気がしていまさら「タグマネージャーって何?」とは聞けない雰囲気を感じている方もいるのではないでしょうか。
今回は、タグマネージャーの導入方法よりも前に知っておくべき、タグマネージャーの概念についてご説明します。
■タグマネージャーとは?
その名の通り、「タグ」を「管理(マネジメント)」するものです。「タグ」と聞くといろいろなものが思い浮かぶと思いますが、タグマネージャーで管理できるのはGoogleAnalyticsのタグやリスティング広告のコンバージョンタグといった、サイト内に埋め込んでデータを計測したり、広告配信のためのCookieをユーザーにつけるためのタグなどを管理することができます。
「タイトルタグ」や「メタタグ」は管理できません。
■どんなメリットがあるの?
新しいアクセス解析ツールや広告の成果計測用のタグを埋め込む際、通常は広告管理者とシステム運用者のやり取りが発生し、場合によってはかなりのタイムロスが生じることがあります。
タグマネージャーが入っていると、広告管理者のみで作業が完結できるため、スピードがかなり速くなります。
また、タグマネージャーでは細かくタグの発火条件(タグが読み込まれるための条件)を指定できるため、例えばリマーケティングタグでも「特定の流入元からのユーザーのみを追いかける」など、高度な設定ができるようになります。
■使うときの注意点は?
他のタグの導入時と同じですが、ページとの相性が悪いと上手く動作しなかったり、ページ自体が表示できなくなる可能性があります。そのため、導入の際には十分にテストをしてからにしましょう。
理想は、テスト環境を構築し、そこで試してから導入することです。
このようにタグマネージャーは設定方法を間違えるとリスクもありますが、上手く使えばメリットがたくさんあります。
是非上手く使って、広告の運用やアクセス解析に役立てていきましょう。
関連記事